横浜市保土ケ谷小学校の皆さんを迎え、海とミライのがっこうとして初の【学校向け自然体験プログラム】を実施しました。今回は、産業を学ぶ授業の一環として、走水の「漁業」について学ぶ半日間のプログラムに参加いただきました。
朝の空模様にドキドキ…でも無事スタート!
当日の朝は強い雨が降り、「本当に実施できるのか…」とギリギリまで不安が残る状況でした。しかし開始直前には空が明るくなり、無事にプログラムをスタートできることに。スタッフ一同、心から安堵の気持ちで生徒の皆さんをお迎えしました。
この日は、生徒の皆さんに「楽しみながら、深く学ぶ」時間を届けたい——そんな想いで準備をしてきました。

漁業の現場を歩き、触れ、学ぶ——走水漁港見学

まず訪れたのは、港町・走水にある走水漁港。普段は立ち入ることのない漁港に、生徒たちの目はキラキラ。魚が水揚げされてから市場に出荷されるまでの流れを、現役の漁師さんがわかりやすく解説。魚を新鮮な状態で保存するための大きな冷蔵庫や水槽、そして実際に使っている漁船や道具も間近で見学しました。生徒の皆さんにはタコ漁に使う「タコつぼ」を手に取ってもらいました。「意外と重い!」と驚きながら、実物を手に取ることで、漁のリアルな重みを感じ取ってくれました。




自然と遊び、探し、感じる——浜辺のビーチコーミング

その後は、漁港内の浜辺へ移動してビーチコーミング体験へ。透き通る海と波音に包まれながら、貝殻を集めたり、小さなカニを探したり。子どもたち一人ひとりが、自分なりの「発見」を楽しんでいる姿が印象的でした。まさに、「自然が最高の教材になる」時間でした。
タコ漁の見学&生タコにタッチ!

昼前には、漁師さんが事前に仕掛けていたタコつぼ漁の引き上げシーンを見学。目の前で引き上げられたタコに、驚きと歓声があがりました。さらに、生きているタコを実際に「触る」体験も!「ぬるぬるしてる!」「吸い付いた!」——水族館では味わえないリアルな体験に、子どもたちは目を輝かせていました。


地元食材のランチと「もやい結び」ワーク

お楽しみのランチは、かねよ食堂特製のお弁当。地元の食材をふんだんに使った一品に「おいしい!」と笑顔が広がりました。食後は、タコに関するクイズ大会と質問コーナー。現役漁師さんに、次々と質問が飛び交い、「もっと知りたい!」という気持ちがあふれていました。締めくくりは、漁師さんが使うロープワーク(もやい結び)にチャレンジ。レクチャーを受けながら、皆さん真剣な表情でロープと向き合っていました。漁業に欠かせない技術に、手を動かしながら触れることで、学びがより深まった様子でした。

最後に
走水漁港からかねよ食堂に戻る道中では、走水小学校の先生方や生徒の皆さんと元気に挨拶を交わす場面がありました。短い時間でしたが、学校同士の温かな交流が生まれたことも、この日の思い出のひとつになりました。スタッフ一同も胸が熱くなりました。保土ケ谷小学校の皆さん、本当にありがとうございました。またぜひ、走水の海へ遊びに来てくださいね。
自然と地域が先生になる、そんな授業を体験してみませんか?
海とミライのがっこうでは、小学校・中学校など学校向けの自然体験型プログラムの受け入れを行っております。走水の自然や地域の暮らしを“生きた教材”として、子どもたちの想像力や探究心を育む授業を、先生方と一緒につくっていきたいと考えています。受け入れ時期やプログラム内容は、個別にご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。